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旧宮崎家住宅
《東京・西多摩・羽村・新築住宅》
こんにちは 田代です
先日 国指定重要文化財の旧宮崎家住宅(東京都・青梅市)に行ってきました。
19世紀初頭に建てられた農家の住宅とのこと!
屋根は茅葺き、木造平屋建て、土間のある広間型と呼ばれる間取り。
広間型は入口の土間から広間がありその奥に座敷と寝間が配置されている間取りで田の字型が現れる前の一般的な農家の間取りです。
管理人の方にお話しを伺いましたので、ご紹介させて頂きます。
□先ず、入口の敷居が高く(高さ約20CM)跨がないと中に入れない構造になっていました。
その理由として、泥棒を入口でつまずかせることにあるそうです。
住人なら毎日出入りしているので体が覚えていて 何も考えなくても自然に足が動き跨げるのですが、
泥棒は 先を急ぐあまり 慌てて家の中に入ろうとして つまづいていて転んだりと!
住民はがたがたとする物音で起きるという算段です。
入口で泥棒を捕まえる作戦。御用!
□次に、入口横に扉で囲まれた約1畳の部屋があるのですが、
こちらは野良仕事で汚れた服や体を洗い流せるように作られている空間。
外から直接出入りでき、扉を閉めれば個室に。床はすのこ状で水が下に落ちる仕組みになっています。
洗い流した水をたらいで受け その水を庭木や畑に撒いそうです。
現代で言うなら“お帰り手洗い”でしょうか。
〔※お帰り手洗い:玄関ホールに洗面台を設け、中に入る前に手洗いができる設備。アイフルホームでの呼称〕
□土間には土製のかまどが2つ、かまどの壁には火の神様のお札と玉ぐしが火事除けと魔除けに飾られていました。
いろいろなすべての万物に神が宿ると信じられていた時代だそうですが、実際にかまどや囲炉裏の火を拝見していると
祈る気持ちが自然と湧いてきます。
□また広間には囲炉裏があり、火を中心に人々が集っていた様子が想像できます。
囲炉裏からの煙により、茅や家全体が燻され防虫に効果があり家の耐久性が高められるとのこと。
現在も毎日(春夏秋冬)囲炉裏に火を焚いて、茅葺きの屋根を守っているそうです。
少しくすぶったような火のにおいを感じました。服や髪もいぶされて、日本昔話しにタイムスリップ。
□縁側の建具の溝が3本あるのですが、2本は引違いの板戸用、もう1本は障子用で片引戸になっています。
板戸は夜閉めて、朝に開けるのですが、開けたままでは風が入り寒いので、
板戸の代わりに障子を閉めておけば風が入ってこず、外の明かりを室内に取り込めるという仕組みに。
自然材料〔土・木・紙・植物等〕で家を作り電気を使わない生活が当たり前だった時代には、
自然の摂理を無理なく人間の生活空間に取り込む工夫と知恵が当たり前に存在していたことを感じます。
食べ残しは肥料に、水は畑に、1回限りの単発の利用ではなく、その後に役立つ必要な利用方法をシステムの中に構築していた時代は、
現代ではエコやエシカルと言われ真新しい考え方ですが、循環型社会は既にあったと。学ぶべき宝がそこに。
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《東京・西多摩・羽村・新築住宅》
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