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2024.04.29

K家住宅 その2

《東京・西多摩・羽村・新築住宅》

前回 あきる野市にあります東京都指定建築物K邸について書かせていただきましたが、

ご紹介しきれなかったので今回もたくさんある魅どころの一部をご紹介させていただきます。

2階に上がる階段は廻り階段+直階段ですべて木で作られています。

蹴込の部分にある彫刻は1段づつ違った景色が彫り込まれています。

モチーフは松や鳥、スズメ、雲などで、ススキの上2羽の鳥が飛んでいる絵柄など日常の中にほっこりす

る場面が散りばめられています。きっとこんな風に四季を感じていたのではないでしょうか。

手摺はR型の曲げ木と小柱と透かし板の組み合わせで構成されています。

曲線の美しさについ撫でてみたくなる気持ちを抑えて2階へ上がると大広間が広がっています。

広さはなんと48帖(階段部分を含む)。

1階に8畳間が6つありましてその広さそのまま2階の部屋になります。

この広さでありながらなんと柱が1本もありません。今で言うワンルールですね。

通常屋根を掛けるためにそれを支える梁や柱を2間間隔で配置しますが、

この部屋には外周面の壁以外には重ねますが柱も壁もないんです。

どうやって屋根を持たせているのかと見えない構造体を頭の中で組み立ててしまいました。

結果何も答えはわからなかったのですが・・・。

もし次回という機会がありましたらご当主に伺ってみたいと思います。

バルコニー側の外壁に均等に配置されている観音開きの窓に使われているのが、

揺らぎのあるフロートガラスです。

ローラーの中を引き上げてつくったガラスなのでガラスがゆらゆらしているように見えるガラスです。

またここで使われているものは輸入されたものだそうです。

150年前はまだまた貴重な材料だったことがわかります。

そしてガラスの大きさを元に窓をデザインして作られた観音開きの窓は、

エレガントな貴婦人のような様相をしています。

ガラスから差し込む柔らかな光が48帖もの広い空間を優しく照らし、

それだけで優雅な時間と空間が作られているようです。

壁と天井がしっくい仕上、床はフローリングで床の木の巾の一つ一つが微妙に違っています。

丸い木材を端から順番に挽いていくと巾の違った板が取れます。それをそのまま使っているそうです。

木材のありのままを無理なく形にし、無駄にしない、使用できるものは使うという当時の考え方を

フローリングの張り方からも感じました。

漆喰壁の表面の鏝痕からはこの壁を塗った左官屋さんの手巾がわかります。

右に左にと鏝を動かしてしっくいを塗っていくので、

漆喰の乾くスピードの差が現在の壁に表れて残っているということです。

150年前の造りての思いを随所に感じられる建物でした。

田代でした。

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《東京・西多摩・羽村・新築住宅》
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